理事長のご挨拶

  • 『定時総会10回という節目に当たって』


 第10回目となる我が協会の定時社員総会を無事終えることができました。昨年から猛威を振るう武漢ウイルスとその変異種の感染防止のため正会員である社員の皆さんが一堂に会することは昨年に引き避けざるを得ませんでした。これは残念でしたが怪我の功名かもしれませんが入念な準備の上でWebでの議事配信をすることができました。IT化が進む我が国社会の中での業務展開に際して今回の経験は今後の協会運営の財産になると感じています。

 さて、今回の節目となる総会に至るまでの10年間、私どもを取り巻く状況にも様々な変化が生じました。外国人を受け入れるための仕組みとして外国人技能実習法が制定されその中で技能実習期間を最大5年可能とする3号実習生が制度化されました。これと並行するように外国人労働者受け入れのための新たな在留資格である「特定技能」制度も創設され、これらを受けて今まで以上に東南アジアの若者が日本を目指すようになってきました。このような状況に対応して私ども協会の業務も拡大していきましたが何せ「無」からスタートした私ども協会の当初の業務展開は悪戦苦闘の日々でした。そんな黎明期の厳しい状況をなんとか乗り切ってこれたのはスタート時から私どもと一丸となって物心両面で支えてくださった会員の皆さまのおかげ以外の何ものでもありません。そしてお陰様でなんとか順調に業務執行ができるようになった矢先に発生したのが武漢ウイルスでした。昨年度はスタートから感染防止のためにやむをえず試験を中止しました。在留期限が迫る中で皆さんもヤキモキされたことと思います。そのような状況に混乱なく対処でき、さらに酷暑の7月に試験を集中実施できたのも会員の皆様の協力の賜物でした。協会からお願いした感染防止策を徹底した上で試験を実施するには受検生と引率者だけでなく試験を実施する側の試験官、技官、受付や会場管理さらには一挙に大量の採点業務の処理に携わっていただいた評価委員の皆さんや支部長さんなど関係する全ての皆さんの協力なしには無事に終えることはできなかったと思います。これらのことを含めて10回目の定時総会を無事終えるに際してこれまでの会員の皆さまのご協力、ご支援に改めて御礼申し上げる次第です。そしてこれから新たな10年に向けて歩んでいくにあたり旧来の会員の皆さんには一層のご支援をお願い申し上げるとともに新たにメンバーに加わった皆さまも旧来メンバーと一体となってご協力賜りますようお願い申し上げる次第です。



令和3年 6月
                                  一般社団法人                            日本ソーイング技術研究協会
                   理事長 御園愼一郎